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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

ニホンザルは、くだものが すくない ふゆに、なにを たべて いるの?

果物が少ない冬、ニホンザルは何を食べて乗り切っているのでしょうか

ニホンザルの冬の食べ物:屋久島の葉・樹皮と腸内細菌、上高地の糞のDNAに残った川の生きもの

分野:生きもの

ゆきが つもった やまで、さるが かわに はいって、ちいさな むしを さがして います。そんな ようすが、ながの県の かみこうちで しらべられました。

さるは、どうして ふゆに かわへ いくのでしょう。この ページでは、さるの たべものが、きせつで どう かわるのかが わかります。

雪の積もった長野県の上高地で、ニホンザルが冬に川の水生昆虫や巻貝、さらにはサケ科の魚まで食べているらしいことが、糞のDNAから分かりました。糞38個のうち、7個から魚のDNAが見つかったのです。サルといえば木の実や果物を思い浮かべますが、それが手に入らない冬はどうしているのでしょうか。

この記事を読むと、季節で食べ物が入れかわる様子と、冬を越すための工夫が、サルの体の外と中の両方から分かります。

上高地のニホンザルは、世界の非ヒト霊長類のなかで最も寒い地域にすむ集団とされ、その冬の糞からは、水生昆虫・巻貝・サケ科魚類のDNAが見つかった[5]。果実を優先して食べるはずのサルが、なぜ冬に川の生きものを食べるのか。

このメモを読むと、屋久島での1年の食べ物の入れかわり、冬の低栄養な食べ物をしのぐ腸内細菌のはたらき、上高地の川の例が、それぞれどこまで言えるのかが分かる。

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1. やくしまの さるは、1ねんで たべものが かわる

1. 屋久島のサルは、1年のうちに主食が入れかわる

1. 屋久島の低地林:採食の割合が季節で入れかわる

かごしま県の やくしまに、にほんざるが すんで います。18かげつ のあいだ、このさるが なにを たべるかを しらべた けんきゅうが あります[1]。

ぜんぶで たべた ようすを 100と すると、はっぱと めが 35、くだものが 30 ぐらいでした。たねが 13、むしなどが 10 ほどです。

おどろくのは、きせつに よって ちゅうしんが かわる ことです。たね、はっぱ、くだもの、むしと、じゅんばんに かわって いきます。さるは「くだもの すき」ですが、1ねん じゅう くだものでは ありません。

ただし これは、やくしまの ひくい ところの もりの 1つの れいです。ほかの ばしょでは、ちがう かもしれません。

35%が葉、30%が果実

鹿児島県の屋久島の低地の森で、ニホンザル(ヤクシマザル)が何を食べるかを18か月にわたって調べた研究があります[1]。観察された採食のうち、葉と芽が35.0%、やわらかい果実が30.2%、種子が13.2%、花が5.5%でした。昆虫などの動物質は10.3%、キノコなどの菌類は4.6%です。

果実と種子を足しても約43%です。「サルは果物好き」というイメージより、ずっと葉っぱを食べていることになります。

主役は季節で交代する

もう一つ大事なのは、これが1年の平均だということです。季節ごとに見ると、中心になる食べ物は種子、葉、果実、動物質と入れかわっていきます[1]。

この数字は食べた量ではなく、観察で数えた採食の割合で、屋久島の低地林という1か所の例です。全国のサルがこうだという意味ではありません。

では、果実が少ない季節、サルは何を頼りにするのでしょうか。

屋久島の低地林でニホンザルの亜種ヤクシマザルを18か月観察した研究では、同定できた食物への採食のうち、葉と芽が35.0%、肉質の果実が30.2%、種子が13.2%、花が5.5%を占めた。無脊椎動物などの動物質は10.3%、菌類は4.6%である[1]。示された割合の合計は98.8%である。

果実と種子を合わせても約43%にとどまり、サルを果実食と見なす印象と、実際の採食とはずれている。しかもこの割合は1年の平均であり、季節ごとに中心となる食物は、種子、葉、果実、動物質の順に入れかわる[1]。

注意すべきは、数字の意味である。これは摂取した重さではなく、観察された採食行動の割合であり、調査地は屋久島の低地林1か所にすぎない。他の地域の個体群に、そのまま当てはめることはできない。

では、果実が乏しい季節に、サルは何を食物の代わりにしているのか。

2. くだものが ない ふゆは、かたい はっぱや きの かわ

2. 果実が足りない冬は、葉や樹皮にたよる

2. 果実が不足する季節:低栄養の葉・樹皮という代替資源

さるは、くだものや たねを いちばん すきな たべものと して えらびます。でも ふゆは、それが すくなくなります[2]。

そこで、はっぱや、きの かわを たべます。どちらも せんいが おおくて かたく、えいようは すくないものです。さる じぶんの からだの はたらきでは、あまり うまく こなせません。

やなぎの きの かわには、にがい せいぶんが あります。にほんざるは、この にがさに つよい ことが しらべられました[4]。ふゆに かわを たべる りゆうの 1つかも しれない、と いわれて います。

好きなものは、いつも手に入るわけではない

ニホンザルは、果実や種子を優先して食べます。ところが、それらが少なくなる季節には、葉や樹皮のような栄養の低いものを代わりに使います[2]。

葉や樹皮は繊維が多く、サル自身がもつ消化の酵素だけでは、十分に分解できません。同じ量を食べても、手に入るエネルギーは少ないことになります。

苦い樹皮を平気で食べる

柳の樹皮には、サリシンという苦味成分が含まれます。ヒト、チンパンジー、ラングールの苦味の受容体と比べると、ニホンザルの受容体はこの苦味への反応が弱く、行動の実験でも苦味に耐性があることが確かめられました[4]。冬に樹皮を食べる理由は、この受容体の変異である可能性が高いとされます。

ただし、苦味を「感じない」わけではなく、原因も「可能性が高い」という段階です。

それにしても、消化しにくい葉や樹皮で、サルは冬をどう乗り切るのでしょうか。

ニホンザルは果実と種子を優先的に採食するが、それらが不足する季節には、葉や樹皮のような低栄養の資源を代わりに利用する[2]。葉や樹皮は繊維質に富み、宿主自身の消化酵素では十分に分解できない。そのため、同じ量を食べても得られるエネルギーは小さい。

冬に樹皮を食べられる背景として、苦味への耐性が挙げられている。柳の樹皮などに含まれるサリシンを感じる苦味受容体TAS2R16は、ヒト・チンパンジー・ラングールと比べてニホンザルでは感受性が低く、行動実験でも苦味に対する耐性の高さが示された[4]。ニホンザルが柳の樹皮を食べる原因は、この受容体の変異である可能性が高いと考えられている。

ただし、これは「苦味を感じない」という意味ではなく、原因も「可能性が高い」にとどまる。口に入れる障壁を下げることと、栄養に変えることは別の問題であり、後者を担う仕組みが次に問われる。

では、繊維の多い食物から、サルはどうやってエネルギーを引き出すのか。

3. おなかの なかの さいきんが、ふゆの ようい

3. 腸の中の細菌が、冬のあいだ葉を発酵する力を高める

3. 腸内細菌叢の季節変化:冬の葉の発酵能力と短鎖脂肪酸

おなかの なかには、とても たくさんの さいきんが すんで います。この さいきんが、せんいを こなして、からだの ちからに なる ものを つくって くれます[2]。

やくしまの のらの にほんざるを しらべると、くだものや たねの じきには、いろいろな さいきんが、いつも たくさん ちからの もとを つくって いました。

やくしまの さるでは、ふゆの えいようが すくない じきに、さいきんが、はっぱを こなす ちからを たかめて、たりない ぶんを おぎなって いたのです。

はっぱを よく たべる ところの さるの ふんは、はっぱと まぜて おくと、よく こなれました[3]。

細菌がつくる「力のもと」

腸にすむ細菌は、繊維を発酵させて、短鎖脂肪酸というエネルギー源をつくります。屋久島の野生のニホンザルを調べた研究では、果実や種子を食べる時期には多様な細菌がいつも多くの短鎖脂肪酸をつくり、冬の低栄養の時期には、細菌の集まりが葉の発酵能力を高めてエネルギーを補っていました(屋久島のサルでの結果です)[2]。

サルが食べ物を変えるだけでなく、おなかの中の細菌も、季節に合わせて役割を変えているのです。

食べている葉の量と、細菌の腕前

別の研究では、屋久島の野生のサルの新鮮な糞を葉と混ぜ、試験管の中で発酵させました。すると、普段から葉をよく食べる地域のサルの細菌のほうが、発酵がよく進みました。果実をよく食べる地域のサルの細菌には、糖の貯蔵にかかわる遺伝子が多く見られました[3]。

では、そもそも食べ物の少ない冬の山で、サルは葉や樹皮のほかに、何を食べているのでしょうか。

繊維の多い葉や樹皮を栄養に変える鍵は、屋久島のサルでは腸内細菌にあるとされる。細菌が繊維を発酵して短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)を生成し、これが宿主のエネルギー源となる。屋久島の野生ニホンザルでは、果実・種子を食べる時期には多様な細菌が常に多くの短鎖脂肪酸を産生し、冬の低栄養期には腸内細菌叢が葉の発酵能力を高めてエネルギーを補っていた[2]。

この季節変化は、食性の地域差とも対応する。屋久島の野生ニホンザルの新鮮な糞を葉と混ぜて試験管内で発酵させたところ、葉をよく食べる地域の個体の細菌叢のほうが発酵が進んだ。一方、果実をよく食べる地域の個体の細菌叢では、糖の貯蔵にかかわる遺伝子が多かった[3]。

つまり、サルは食物の種類を切り替えるだけでなく、それを処理する腸内の細菌叢も食物に合わせて変えている。ただし、この2つの研究は、いずれも屋久島の個体群を対象にしている。

だが、葉と樹皮を発酵で補うだけが、冬の戦略なのか。寒冷な多雪地では、また別の食物が使われていた。

4. かみこうちの さるは、ゆきの 中の かわへ

4. 上高地のサルは、雪の中の川で何を食べているのか

4. 上高地の冬:糞のDNAに残った川の生きもの

ながの県の かみこうちに すむ にほんざるは、せかいの さるの なかで、いちばん さむい ところに すむ なかまと いわれます[5]。

2017ねんから 2019ねんの ふゆに、ふんを 38こ あつめて、DNAを しらべました。すると、およそ はんぶんの 18こから、かわの むしの DNAが でました。7こからは、さけの なかまの さかな、6こからは、かわの かいの DNAが でました。

ゆきの 中でも、わき水の ながれる さわは、みずが つめたく なり すぎず、5〜6℃ ぐらいです[6]。そこなら、さるが かわの いきものを さがしに いけます。

かわの いきものは、ささや きの かわより、えいようが たかい そうです[5]。

38個の糞から分かったこと

上高地のニホンザルは、世界の非ヒト霊長類で最も寒い地域にすむ集団とされます。2017〜2019年の冬3シーズンに集めた38個の糞のDNAを調べると、約半数の18個から水生昆虫や水生の甲殻類、7個(2割弱)からサケ科の魚、6個から淡水の巻貝2種のDNAが見つかりました[5]。

この割合は「糞の中でDNAが見つかった割合」で、食べた量ではありません。魚が見つかったのも7個ですから、サルが日常的に魚を捕っているとまでは言えません。

なぜ冬の川に行けるのか

理由の一つは、湧き水です。地下水がわき出す沢は、冬も水温が5〜6℃ほどで安定し、凍りにくいので、サルは水生昆虫(冬は幼虫)を探しに行けます[6]。

研究チームは、サケ科魚類のDNAも、弱った魚や死んだ魚をたまたま食べた結果ではなく、餌として継続的に使っている可能性が高いと考えています。サルが川の魚を食べた報告は、世界で初めてとされます[6]。

長野県の上高地のニホンザルは、世界の非ヒト霊長類で最も寒い地域にすむ集団とされる。信州大学・筑波大学などの研究チームが2017〜2019年の冬3シーズンに集めた38個の糞のDNAを調べると、約半数の18個から水生昆虫・水生甲殻類、7個からサケ科魚類、6個から淡水の巻貝2種のDNAが検出された[5]。

この割合は糞のサンプルにDNAがあった割合で、食べた量の割合ではない。魚の検出は38個中7個にすぎず、「サルが川の魚を日常的に捕る」とは書けない。研究チームはこの魚について、弱った魚や死んだ魚を偶然食べたものではなく、継続的な餌である可能性が高いと考えている。サルが川の魚を捕食した報告は世界初とされる[6]。

では、なぜ冬の川に近づけるのか。地下水が湧き上がる沢は、冬も水温が約5〜6℃で一定であり、サルは水生昆虫(冬は幼虫)を探すために近づきやすい[6]。

では、この川の生きものは、サルにとってどれほどの価値があるのか。

5. かわの いきものは、ほんとうに ごちそうなの?

5. 川の生きものは、冬の山のごちそうなのか

5. 川の生きものの栄養価と、上高地だけの習慣かという問い

かわの むしや かいは、ささや きの かわに くらべて、えいようが ずっと たかい そうです[5]。

なんども ふゆを こえて、なんびきもの さるの ふんから、みずの むしの DNAが みつかって います。ですから、かわで むしを たべるのは、いっときの できごとでは なく、ずっと つづく くせかも しれません。

でも、ゆきの おおい ほかの ばしょの さるでは、さかなや みずの むしを たべる ようすは、しられて いません。かみこうち ならではの ことかも しれません。

ササや樹皮より栄養がある

研究チームの報告では、水生昆虫や巻貝は、ササや樹木の樹皮に比べて栄養価が極めて高いとされています[5]。冬の山にほかに食べ物が少ないとき、川の生きものはありがたい食料になるはずです。

たまたまではなさそうな理由

水生昆虫のDNAは、複数の冬、複数のサルの糞から見つかりました。このため、冬の水生昆虫食と巻貝食は、一時的なものではなく、安定した特徴と考えられています[5]。

ほかの雪山のサルは?

ただし、雪の多いほかの地域のニホンザルでは、魚や水生昆虫を捕食する行動は知られていません。上高地とその周辺に独特の習慣かもしれません[5]。

ところで、サルの食べ物の工夫は、ニホンザルだけのものでしょうか。

水生昆虫や巻貝の栄養価は、ササや樹皮に比べて極めて高いと、報道発表資料は述べる。さらに、複数の冬・複数個体の糞から水生昆虫のDNAが検出されたことから、冬の水生昆虫食・巻貝食は一時的な行動ではなく、安定した特徴と考えられている[5]。

ただし、検出頻度は、食物に占める重要度と同じではない。糞のDNAは何を食べたかの手がかりになるが、どれだけ食べたかまでは教えてくれない。

もう一つの限界は、一般化である。多雪地の他の集団では、魚や水生昆虫を捕食する行動は知られておらず、上高地周辺に独特の習性かもしれない[5]。つまり、これは上高地という条件がそろった場所の例であり、日本の山のサルの共通の姿ではない。

こうした冬の工夫は、ニホンザルだけの話なのか。他の霊長類は、何を食べているのか。

6. ほかの さるは、なにを たべるの?

6. 世界のサルは、食べ物の選び方がそれぞれ違う

6. 他の霊長類との比較:未熟な果実の種子、地面の資源、竹と苦味

みなみアメリカの アマゾンに すむ サキという さるの なかまは、ほかの さるが すきな じゅくした くだものの あまい ところでは なく、まだ じゅくして いない みの たねを よく たべます[7]。

アフリカの マンドリルは、くだものが へる 3〜8がつに、じめんに おちた たねや、きの ねや、ちかけいを たくさん たべて、たべものの しゅるいを ふやして いました[8]。

さるの たべものは、しゅるいによって、ほんとうに いろいろです。

未熟な果実の種を食べるサキ

多くの霊長類は、熟した果実の果肉を好んで食べます。ところが南米のアマゾンにすむサキの仲間は、未熟な果実の種子を多く食べることが知られています[7]。

果実が減る季節に、地面の資源を足すマンドリル

アフリカのマンドリルの群れは最大845頭に達し、霊長類の中でも大きな群れです。果実が減る3〜8月には、地面にある種子や木の根、地下茎などを多く食べて、食べ物の種類を増やしていました[8]。

果実が減ったときの切り抜け方は、ニホンザルでは腸内細菌や川の生きもの、マンドリルでは地面の資源と、それぞれ違います。

サルの食物の選び方は、種によって大きく異なる。多くの霊長類は熟した果実の果肉を好むが、南米アマゾンのサキの仲間は、未熟な果実の種子を多く食べることが知られている[7]。

マンドリルの群れは最大845頭に達し、霊長類の中でも大きな群れである。果実が減る3〜8月には、地面にある種子・木の根・地下茎などを多く食べ、食物のレパートリーを広げていた[8]。

これらを並べると、「果実が少ない季節にどうするか」という同じ課題に、ニホンザルは腸内細菌による葉の発酵と上高地の川の資源で、マンドリルは地面の資源で応えており、解決の手段は一通りではない。なお、これは別々の研究の結果を並べた比較であり、同じ条件で測った数字の比較ではない。

7. サルの ごはんを、じぶんで しらべて みよう

7. 動物の「ごはん」を調べると見えてくること

7. 原典に当たる:食物の割合の読み方

どうぶつえんの サルの へやには、「たべもの」の せつめいが でて いる ことが あります。ずかんでも しらべられます。

「くだもの」「はっぱ」「むし」の どれが ちゅうしんか、しゅるいを くらべて みましょう。やせいの さるには、えさを あげない ように します。

つぎの ぎもんは、「きせつごとに、たべものは どう かわるの?」です。

図鑑や動物園で比べてみる

動物園のサルの解説板や図鑑には、その種の主な食べ物が書かれていることがあります。ニホンザルと、ほかの種を見比べてみると、葉が中心か、果実が中心か、虫も食べるかなど、違いが見えてきます。野生のサルにはえさを与えないようにしましょう。

数字の意味を確かめる

「葉35%」「魚のDNAが7個」のような数字は、何を数えたもの(採食の回数か、糞のサンプルか)なのかを確かめると、読み間違いがへります。

次の問いは、「サルは果実を、どうやって見つけているのか」です。

本稿の数字は、いずれも条件つきである。屋久島の割合は観察での採食行動の割合、上高地の割合は糞のDNAが検出されたサンプル数であり、どちらも食べた量の割合ではない。また、研究の場所も1か所ずつである。

原典に当たるなら、京都大学の2025年9月の研究ニュース[2]から入り、屋久島の研究(Hill, 1997)[1]と上高地の研究(Milner et al., 2021)[6]へ進むとよい。後者は英語の論文で、本文の図と要旨を見比べると、「検出」と「捕食」の間の距離を自分で確かめられる。

次に残る問いは、冬以外の季節の腸内細菌がどう変わるのか、上高地以外の寒冷地でも川の生きものが使われているのか、である。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

本文の数字はすべて下の資料にもとづきます。割合は、観察した行動や糞の検体を数えたもので、食べた量そのものではありません。

  1. Hill, D. A. (1997) Seasonal variation in the feeding behavior and diet of Japanese macaques (Macaca fuscata yakui) in lowland forest of Yakushima. American Journal of Primatology 43:305-322. https://sussex.figshare.com/articles/journal_contribution/Seasonal_variation_in_the_feeding_behavior_and_diet_of_Japanese_macaques_Macaca_fuscata_yakui_in_lowland_forest_of_Yakushima/23340803 (屋久島の採食割合・要旨)
  2. 京都大学 研究ニュース(2025年9月26日) https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2025-09-26-0 (冬の食べ物と腸内細菌)
  3. 京都大学 研究ニュース(2020年5月1日) https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2020-05-01 (地域ごとの腸内細菌の発酵)
  4. 京都大学 プレスリリース(2012年・Biology Letters) https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/archive/prev/news_data/h/h1/news6/2011/120315_2 (苦味受容体と柳の樹皮)
  5. 信州大学・筑波大学ほか 報道発表資料(2021年11月30日) https://www.tsukuba.ac.jp/journal/pdf/p20211130140000.pdf (上高地の糞のDNA・栄養価)
  6. Milner, J. et al. (2021) Scientific Reports. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8629975 (湧水の沢とサケ科魚類・要旨)
  7. 京都大学 研究ニュース(2023年11月20日) https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2023-11-20-0 (サキの食べ物)
  8. 京都大学 研究ニュース(2017年12月19日) https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2017-12-19 (マンドリルの食べ物)

なおした ところ

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