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ここにあるのは、だれかが実際に調べ、考え、作ってきたことを集めたメモです。気になったら、ページの下の「参考にした情報源」から、もとの本や記事、それを生み出した人たちに、直接ふれてみてください。このメモには書ききれないおもしろさが、そこにあります。

むかしの こよみの よい日「鬼宿日きしゅくにち」は、どうやって 決きまるの?

吉日の「鬼宿日」は、何を基準にどう決まるのか

鬼宿日はどう決まるのか:宣明暦せんみょうれきの固定日と、貞享暦じょうきょうれき以降の28日周期

分野:歴史・文化

むかしの 暦こよみには、鬼宿日きしゅくにちという とくべつな 日が ありました。なんと、むかしは まいとし おなじ 日づけに きまって いたのに、江戸えどの 時代からは 28日ごとに めぐる 日に なりました。

どうして 日づけが かわったのでしょう。この ページを 読むと、星の ならびと 月の うごきから、鬼宿日きしゅくにちが きまる しくみが わかります。

昔の暦には、「万事に大吉」といわれる鬼宿日きしゅくにちがありました。この日、昔は毎年同じ日付に決まっていたのに、江戸時代の改暦のあとは、28日ごとにめぐってくる日に変わったのです[1]。

日付が決まっていた日が、なぜ周期でめぐる日になったのか。そもそも「鬼宿」とは何なのか。この記事を読むと、28の星座と月の動きから、鬼宿日の決まり方が分かります。

鬼宿日は、二十八宿のうち鬼宿に当たる日である。宣明暦せんみょうれきの時代には毎年同じ日付(正月11日など)に当たっていたが、貞享暦じょうきょうれき以降は28日ごとに巡るようになったと説明されている[1]。同じ吉日が、なぜ「固定日」から「周期」に変わったのか。

この記事を読むと、二十八宿が月の動きとどう結びつくか、28日周期が太陽の1年や月の満ち欠けとどうずれるか、そのずれが何を意味するかが分かる。

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1. 鬼宿日きしゅくにちって、どんな日なの?

1. 「鬼宿日」とは、どんな日のことか

1. 鬼宿日は二十八宿の鬼宿に当たる日である

むかしの 暦こよみには、吉日きちじつと いう、よい ことが ありそうな 日が たくさん のって いました。その 中でも、いちばん いい 日と された 日が あります。それが、鬼宿日きしゅくにちです。

「婚礼こんれいの ほかは、万事ばんじに 大吉だいきち」と いわれました。結婚けっこん式の ほかは、なにを しても よい、と いう いみです。

では、鬼宿日きしゅくにちは どうやって 決きまるのでしょう。かぎは、「鬼宿きしゅく」と いう 名前の 星の ならびです。鬼宿きしゅくの 日が、鬼宿日きしゅくにちです。

鬼宿日は、暦に書かれた吉日きちじつのなかでも、最もよい日とされた日です。「婚礼こんれい以外は万事ばんじに大吉だいきち」と説明されています[1]。

ただし、婚礼をどう扱うかは、暦の解説書によって書き方がちがうようです。記事では、辞典にある「婚礼以外」の説明を紹介するにとどめます。

決まり方のかぎは、名前にあります。鬼宿日は「二十八宿」のうち「鬼宿」に当たる日です。つまり、日ごとに星座の名前が1つずつ割りふられていて、その日が「鬼宿」の日だったら鬼宿日になる、という仕組みです。

鬼宿日は、二十八宿のうち鬼宿に当たる日であり、最吉日とされ、婚礼以外は万事に大吉と説明される[1]。ただし婚礼の扱いは暦注書によって差があり、婚礼を凶とする記載のない本も多いとされる。本記事は辞典の説明に従い、鬼宿日が何によって決まるかという点に絞る。

決まり方の鍵は、日そのものに「宿」という名前が割りふられている点にある。日ごとに二十八宿のどれかが当たり、その日が鬼宿なら鬼宿日になる。つまり鬼宿日は、占いの好みで選ぶ日ではなく、暦の決まりにしたがって決まる日である。

では、その二十八宿とは何で、日にどう割りふられるのか。

2. にじゅうはっしゅくって、なに?

2. 二十八宿は、月が1日に1つ進む星座の目印

2. 二十八宿は、月の動きを測る28個の目印である

「二十八宿にじゅうはっしゅく」は、むかしの 中国で つかわれた、28この 星の ならびです。鬼宿きしゅくは、その 中の ひとつです。

月は、空を 1しゅう するのに 27日と ちょっと かかります。つまり、1日に ひとつずつ、となりの 星の ならびに うつって いくのです。月が 1日ごとに 星の ならびの ホテルに とまって いくと 思うと、わかりやすいでしょう。

ただし、星の ならびの はばは ぜんぶ おなじでは ありません。ホテルに たとえると、へやの 大きさが ばらばらです。

この 28この ならびは、高松塚古墳たかまつづかこふんと キトラ古墳こふんの 天井てんじょうにも えがかれて います。むかしの 人は、空の 星を 目じるしに して いたのです。

二十八宿は、天体の位置を表す基準や暦注として使われた、28個の中国流の星座です[2]。高松塚古墳やキトラ古墳の天井にも描かれています。鬼宿は、そのうち南の方角をつかさどる「朱雀」の7宿の1つです。

なぜ28個なのでしょうか。月の公転周期は約27.3日です。月は、1日にほぼ1つの宿ずつ進むことになります[2]。月が星空を1周するあいだ、毎日1つずつ宿を通りすぎていく目印が、二十八宿です。

ただし、宿の間隔は均等ではありません。月は1日に1宿ずつ進むとはいえ、星座の幅はばらばらなので、天文の上では「ほぼ」という言い方になります。

天体の位置の目印だった二十八宿は、暦注として、年・月・日にも割りふられました。

二十八宿は、天体の位置を表す基準や暦注として使われた28個の中国流星座で、鬼宿は南方朱雀の7宿(井・鬼・柳・星・張・翼・軫)の1つである[2]。高松塚古墳やキトラ古墳の天井にも描かれており、日本では古い時代から知られていた。

数が28である理由は、月の動きから説明される。月の公転周期は約27.3日で、月は1日にほぼ1宿ずつ進む[2]。月が天球を1周するあいだに通る星座の区切りが28個、というわけだ。ただし宿の間隔は均等ではないので、「1日1宿」はあくまで平均的な目安にとどまる。

もう一つ区別しておきたい点がある。天文の目印としての二十八宿と、暦注として日に割りふる二十八宿は、使い方がちがう。暦注では、年・月・日に対して連続的に宿を割りふる[2]。この割りふり方が、鬼宿日が日付で決まる方式から周期で巡る方式へ変わるところにつながる。

では、昔の暦は、その割りふりをどうしていたのか。

3. むかしは、まいとし おなじ 日づけ だった

3. 宣明暦の時代は、毎年同じ日付に決まっていた

3. 宣明暦では、鬼宿日は固定された日付だった

むかしの 日本の 暦こよみに、宣明暦せんみょうれきと いう ものが ありました。この 暦こよみの ころは、鬼宿日きしゅくにちが いつか、はじめから きまって いました。

たとえば、お正月の 11日、2月の 9日、3月の 7日、4月の 5日、5月の 3日、6月の 1日です。ことしも らいねんも、この 日に なると、鬼宿日きしゅくにちでした。

この 日づけを ならべると、おもしろい ことに 気づきます。お正月から 6月までは、月が かわるたびに、日づけが 2日ずつ はやく なって いるのです。

宣明暦の時代の鬼宿日は、毎年決まった日付でした。辞典には、正月11日、二月9日、三月7日、四月5日、五月3日、六月1日、七月25日、八月22日、九月20日、十月18日、十一月15日、十二月13日と載っています[1]。

数字を並べると、正月から六月までは、月がかわるごとに2日ずつ早くなっています。七月は25日にもどり、そこから十二月の13日まで、また2〜3日ずつ早くなっていきます。

この決まりなら、暦を開かなくても、鬼宿日がいつか覚えておけます。去年も今年も来年も、正月11日は鬼宿日だからです。日付そのものが吉日になっていて、星座のしくみを知らなくても使えました。

宣明暦の時代、鬼宿日は毎年一定の日付に当たっていた。辞典によれば、正月11日、二月9日、三月7日、四月5日、五月3日、六月1日、七月25日、八月22日、九月20日、十月18日、十一月15日、十二月13日である[1]。

この並びには規則性がある。正月から六月までは、月が替わるごとに日付が2日ずつ早くなる。七月は25日に戻り、そこから十二月13日まで、2〜3日ずつ早まっていく。この規則性の理由は資料に書かれていないので、ここでは観察にとどめる。

この方式では、日付さえ覚えれば鬼宿日が分かる。年が変わっても、同じ日付がそのまま鬼宿日になる。

この「固定日」が、江戸時代に変わる。

4. 江戸えどの 時代に、28日ごとに なった

4. 貞享暦から、28日ごとにめぐる日になった

4. 貞享暦で、鬼宿日は28日周期に変わった

江戸えどの 時代の 1685年、渋川春海しぶかわはるみと いう 人が、日本人 として はじめて、あたらしい 暦こよみを つくりました。これが、貞享暦じょうきょうれきです。

この 暦こよみから、鬼宿日きしゅくにちは 28日ごとに めぐって くる 日に なりました。二十八宿が、日に じゅんばんに 1つずつ わりふられる ように なったからです。

たとえば、鬼宿日きしゅくにちが きょう だと します。つぎの 鬼宿日きしゅくにちは、28日 あとです。その つぎは、また 28日 あとです。

28この 星の ならびを、1日ずつ すすめて いって、ぜんぶ まわると 28日。また はじめに もどります。これを くりかえす だけです。

1685年(貞享2年)、渋川春海によって、日本人として初めての暦法である貞享暦が作られ、改暦が行われました[3]。この貞享暦から、暦注としては二十七宿に代わって二十八宿が採用されました[2]。

二十八宿は、年・月・日に対して連続的に割りふられます[2]。毎日、宿が順番に1つずつ進み、28日で一巡して、また最初に戻ります。そのため、鬼宿日は28日ごとにめぐってくるようになったのです[1]。

これが、題名の問いへの答えです。鬼宿日は、宣明暦の時代は固定した日付で決まり、貞享暦以降は、日ごとに宿を順番に割りふる数え方で決まるようになりました(宣明暦と貞享暦のちがいは、辞典の説明にもとづきます)。

貞享2年(1685)、渋川春海によって、日本人による初めての暦法として貞享暦が作られ、改暦が行われた[3]。暦注としての二十八宿は、この貞享暦以降、二十七宿に代わって採用され、年・月・日に対して連続的に割りふられる[2]。

連続的に割りふるとは、日ごとに宿を1つずつ進めるということである。宿は28個なので、28日で一巡する。その結果、鬼宿日は28日ごとに巡ってくる[1]。宣明暦では日付で鬼宿日が決まっていたのに対し、貞享暦以降は宿の順番で決まるようになった。

これが「どうやって決まっているのか」への答えの要点である。鬼宿日は、暦の上で宿の順番を1日ずつ進め、鬼宿に当たった日を指す。貞享暦以降は、その順番が28日の周期で繰り返される。なお、宣明暦の固定日と貞享暦以降の28日周期は、辞典(コトバンク所収の日本国語大辞典)の記述にもとづく。

では、この28日の周期は、1年や月の満ち欠けと、ぴったり合うのだろうか。

5. 28日は、1年や 月の かたちと ずれる?

5. 28日ごとの周期は、1年や月の満ち欠けとずれていく

5. 28日周期は、1年や朔望月とずれ続ける

28日ごとに めぐる 日は、いつも おなじ 日づけには なりません。

ふつうの 年は 365日ですが、28日の ちょうど 13ばいは 364日です。1日だけ あまります。だから、28日ごとに かぞえて いくと、1年 たった ころには 日づけが 1日 ずれます。うるう年を はさむと ずれかたは かわりますが、いつも おなじ 日づけには なりません。

もうひとつ、おもしろい ことが あります。28日は、ちょうど 4しゅうかん です。ことしの 鬼宿日きしゅくにちが 月曜日なら、つぎも、その つぎも 月曜日です。

ただし、月の まんまるや 三日月が くりかえす 日数は、およそ 29.5日です。28日とは、1日半ほど ずれます。鬼宿日きしゅくにちと 月の かたちは、いつも おなじ には なりません。

28日周期は、1年ともぴったり合いません。ふつうの年(平年)は365日、28日の13周は364日なので、1日あまります。計算上、平年をはさむと、同じ日付に当たる宿は1日ずれます。うるう年(366日)をはさむとあまりが2日になるなど、ずれ方は変わりますが、毎年同じ日付に戻らないことは同じです。

国立天文台暦計算室も、年も月も28の倍数ではないので、八月十五日や九月十三日がどの宿になるかは年によって変わる、と説明しています[2]。固定日だった宣明暦のころとは、まるでちがう動きです。

月の満ち欠けの周期(朔望月)は約29.5日です[5]。28日との差は1.5日なので、鬼宿日と月の形は、周期ごとに1日半ほどずれていきます。月の動きを目印にした二十八宿ですが、日に割りふる段階では、月の形そのものとは別の数え方になっています。

もう一つ確かめられる事実があります。28日は、ちょうど4週間です。鬼宿日は、ひとたび曜日が分かれば、ずっと同じ曜日にめぐってきます。

28日周期は、1年とも月の満ち欠けとも一致しない。まず1年との関係である。平年の365日は28の13倍(364日)より1日多いので、周期を単純に延ばせば、平年をはさむごとに同じ日付に当たる宿は1日ずれる計算になる。うるう年(366日)では余りが2日になり、ずれ方は変わるが、毎年同じ日付に戻らない点は同じである。国立天文台暦計算室も、年も月も28の倍数ではないので、八月十五日や九月十三日がどの宿になるかは年によって変わると説明している[2]。固定日だった宣明暦の方式とは、ここがちがう。

次に月との関係である。月の満ち欠け(朔望月)は約29.5日で[5]、二十八宿の周期の28日とは約1.5日の差がある。二十八宿の起源は月が星空を巡る約27.3日の動きだが[2]、暦注として日に割りふる段階では、月の実際の位置とは切り離され、機械的に1日1宿ずつ進める数え方になっている。ここから、鬼宿日と月の形が毎回同じになるとは限らないと分かる。

また、28日はちょうど4週間なので、曜日は変わらない。鬼宿日は、ひとたび曜日が分かれば、周期が続く限り同じ曜日にめぐってくる。ただしこれは、暦注の数え方を現代の7日周期に当てはめた算術にすぎず、昔の人がそう使ったという話ではない。

では、そうした吉日を決める暦注は、今の暦にどう残っているのか。

6. 暦こよみの 吉日きちじつは、いまは どう なったの?

6. 明治の改暦で、暦注はどうなったのか

6. 明治改暦で暦注が整理されたことの意味

明治めいじの 時代に、日本の 暦こよみが 大きく かわりました。そのとき、日ごとの よしあしを かく 「ちゅうだん」「げだん」の 書きこみは、「迷信めいしんに すぎない」と されて、やめに なりました。

では、鬼宿日きしゅくにちは いまの 暦こよみで どう あつかわれて いるのでしょう。それは、暦こよみの 本に よって ちがうようです。

だから、いま 鬼宿日きしゅくにちを しらべたい ときは、暦こよみの 本や 手帳に のって いる ものを 見て、じぶんで 28日ごとの 数え方を ためして みるのが、いちばん おもしろい 方法ほうほうです。

明治の改暦では、中段・下段とよばれる暦注は、迷信にすぎないとして廃止されました[4]。吉日や凶日を日ごとに書き込む暦注は、国の暦から外されたのです。

鬼宿日が現在の太陽暦の上でどう扱われているかは、今回使った資料からは、はっきりとは言えません。

だからこそ、鬼宿日は、人の暮らしが星や月の動きと結びついていたことを教えてくれる手がかりです。星の動きを目印にして、日に名前をつけ、吉日を数える。昔の人は、そうやって暦をくらしの中で使っていました。

明治改暦では、中下段の暦注は迷信にすぎないとして廃止された[4]。吉凶を日ごとに書き込む暦注が、国の暦から外されたことになる。

一方、明治改暦以降、太陽暦の上で鬼宿日がどう扱われているかは、今回使った資料からは明確に言えない。ここは、気になる読者が一次資料や暦の専門書で調べる余地がある。

この記事で言えるのは、次の点にとどまる。鬼宿日は、二十八宿のうち鬼宿に当たる日であり、宣明暦の時代には毎年同じ日付に当たっていたこと。貞享暦以降は、宿を日に連続して割りふる方式になり、28日ごとに巡るようになったこと。この28日周期は、1年とも月の満ち欠けとも一致せず、日付や月の形に対してずれ続けること。

7. 28日を、じぶんで かぞえて みよう

7. カレンダーで、28日ごとの日を数えてみる

7. 28日周期を、手元の暦で検算する

カレンダーを 1まい よういして、今日の 日づけに しるしを つけて みましょう。そこから 28日 あとの 日にも、しるしを つけます。

2つの しるしは、おなじ 曜日に なって いるはずです。さらに 28日 すすめて、また しるしを つけて みましょう。

これで、28日ごとに おなじ 曜日が めぐる ことが たしかめられます。28この 星の ならびが 日に ひとつずつ わりふられる しくみは、暦こよみの 本で しらべて みましょう。

手帳や 暦こよみに 鬼宿日きしゅくにちが のって いたら、28日 あとにも のって いるか、見て みましょう。ただし、のせかたは 暦こよみの 本に よって ちがうので、のって いなくても ふしぎでは ありません。

家のカレンダーで、28日ごとの周期を確かめてみましょう。まず、好きな日に印をつけます。そこから28日後、さらに28日後にも印をつけます。すべて同じ曜日になっているはずです。

次に、1年後(平年なら365日後)の同じ日付に印をつけて、28日ごとの周期の日と1日ずれることも見てみましょう。うるう年をはさむと、ずれ方は変わります。毎年同じ日付に戻らないことは、手元の暦で確かめられます。宣明暦との数え方のちがいは、資料を読んで知ることです。

手帳や暦の本に鬼宿日が載っていれば、28日ごとに並んでいるか見てみるのも一つの手です。暦によって載せ方がちがうので、並んでいなくても不思議ではありません。

この記事の資料は、国立天文台暦計算室の暦Wikiや、国立国会図書館「日本の暦」のように、暦の仕組みを解説したページです。二十八宿の割りふり方を、さらに詳しく調べたいときの入口になります。

手元の暦で検算できるのは、周期の算術の部分である。カレンダーに任意の日を選んで印をつけ、28日ごとに印を足すと、すべて同じ曜日になる。次に、平年なら365日後に印をつけ、周期の日と1日ずれることを確かめる。365 ÷ 28 の余りが1であることを、目で確認できる。うるう年をはさむと余りは2になる。宿の割りふり方や宣明暦との違いは、暦を計算しても分からず、資料で読む部分である。

調べ方を広げるなら、国立天文台暦計算室の暦Wikiの「二十八宿」と「暦注」、国立国会図書館「日本の暦」の改暦の項が入口になる。いずれも日本語で読める公的機関の資料である。暦注書によって婚礼の扱いが異なることや、宣明暦の時代の日付の規則性は、上の資料を読み比べる題材になる。

現代の太陽暦での扱いを調べるときは、どの資料が何を根拠に書いているかを見比べる作業が、次の問いの出発点になる。

しらべた もとの じょうほう

参考にした情報源

参考にした情報源と、その使い方

鬼宿日と二十八宿の決まり方を、辞典と公的機関の資料で確かめました。

  1. コトバンク「鬼宿日(キシュクニチ)」. https://kotobank.jp/word/%E9%AC%BC%E5%AE%BF%E6%97%A5-473676 (鬼宿日の意味・宣明暦の固定日・28日ごとの周期)
  2. 国立天文台暦計算室 暦Wiki「二十八宿」. https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C6F3BDBDC8ACBDC9.html (二十八宿の意味・月の公転周期・割りふり方)
  3. 国立国会図書館「日本の暦」江戸から明治の改暦. https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter1/s2.html (貞享暦・渋川春海)
  4. 国立天文台暦計算室 暦Wiki「暦注」. https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/CEF1C3ED.html (明治改暦での暦注の廃止)
  5. 国立天文台暦計算室 暦Wiki「月の満ち欠け/周期」. https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B7EEA4CECBFEA4C1B7E7A4B12FBCFEB4FC.html (朔望月の長さ)

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